みなさん、こんにちは。
今回紹介するのは、川西市と能勢町の山奥にあり標高660mの妙見山にある「妙見の森」です。
この「妙見の森」は妙見山頂上付近にある本殿が有名ですが、その他にも紅葉や桜のお花見をはじめ1年を通じて自然を楽しむことができ、バーベキューを楽しめる施設もあります。
また、ケーブルカーやリフトなど、普段は味わえない経験ができ、子どもも楽しめる施設がたくさんあります。
“妙見の森ケーブル”や”妙見の森リフト”の他、バーベキュー広場などについて動画でもまとめていますので、興味のある方はぜひごらんください。
「妙見の森」基本情報
アクセス
大阪府豊能郡能勢町野間中
・東側からは、車で山頂の駐車場まで行くことができます。
・西側からは、車か電車で妙見ケーブルカー乗り場(妙見ケーブル黒川駅)まで行き、そこからケーブルカーとリフトで山頂に行くことができます。
ハイキングコースもいくつかあります。
でも、けっこうハードです。。
入園料
無料
駐車場
500円(妙見山上駐車場)
1,000円(妙見ケーブル黒川駅駐車場)
「妙見ケーブル黒川駅駐車場」から山頂に行くには、ケーブルカーやリフトの料金が別途必要になります。
それでは、能勢電鉄が提供してくれている散策マップを使って紹介していきたいと思います。
「新滝道」ハイキングコース
今回、妙見の森に行ったのは11月ということもあり、「ふれあい広場」「バーベキューテラス」「能勢妙見山 本殿」の紅葉状況を確認することが目的でした。
まずは、車で山上駐車場に停めてからリフトで「ふれあい広場」に向かおうと考えていました。
しかし、リフト乗り場方向に向かうと「新滝道コース」という案内板が出てきます。
今日は時間もあるし、ハイキングコースに行くのもいいかも・・・
まわりを見渡してみると、違う案内板もありました。
下り坂で1.8kmであれば、問題なく行ける気がしました。
「ケーブル下」までの道があることがわかったので、一番下まで行き「ケーブルカーとリフトに乗って頂上へ行く」というプランに切り替えです。
結果としては、このプラン切り替えで大変な思いをすることになりました・・・
下山開始!
いきなり、急な階段を下っていきます。
しかも一段ずつが少し違う高さなので、膝にはつらいです。。。
もし、このコースを登ってきたのであれば、最後の”ひとガンバリ”が必要な階段ですね。。。
しばらく舗装された道が続きます。
このときは、最後まで舗装された道が続くのかと思ってました。
少し歩くと、急に舗装がなくなり山道になってきます。
坂道は急だし、枯葉がめっちゃ滑るんです!
「ハイキング」というよりは「登山」という感じの道が続きます。
この辺で、足はプルプルし始めてきました。
それでもきれいな紅葉風景が出てくると、少し気持ちが復活します。
小川のような場所もありますが、水は流れていませんでした。
この時期に流れていないだけかもしれません。
“枯葉のじゅうたん”と言ってもいい広場も、ところどころにたくさんありました。
途中には、道が崩れかけている場所もあります。
雄滝
半分くらい過ぎた(下り終わってからわかった)あたりで滝の音が聞こえてきます。
ここは、「雄滝(おだき)」というなまえの滝です。
滝の前に行くと、なぜか滝の目の前がトタンで隠されています。
後で調べてみると、この場所は滝行が行われる場所で、その様子が見えないように(見えないように)しているようです。
持っていた自撮り棒でトタンの上から撮影しました。
小さいですが、きれいな滝でした。
入口(登ってきたとき)はこんな風景が現れてきます。
さらに険しい坂を下っていきます。
「雄滝」から下は、ずっと舗装された道だったと思います。
この辺では、足のプルプルがやばかったです。。
白瀧稲荷神社
「雄滝」から少し下ったところで、大きな建物が見えてきました。
「白瀧稲荷神社」です。
さらに境内へ向かう階段を下りていけばきれいな景色が見れるんだろうと思いましたが、下山までどれくらいの距離が残されているのか分からないなか、体力が限界に近づいていたため今回は諦めました。。。
これらの写真でもわかると思いますが、紅葉見ごろはかなりきれいだと思います。
もっと紅葉しててきれいだったら、がんばって階段を下りていたかもしれません・・・
少し歩くとこんな看板が。。。
残り500m。。
かなり歩いたからもう着くと思ったんだけどなー。
おかしいなー。
少し疑問を感じながら下っていきます。
ここまでの行程は、想像していたよりも5倍くらい疲れましたが、ところどころできれいな景色を見ることができたのが励みにもなりました。
そして、ようやく「妙見ケーブル黒川駅」に到着です。
「新滝コース」の実際の距離
ようやく下山できました。
ですが、とても1.8kmには感じられませんでした。
下山する前にみたこの看板は嘘だったの??
ケーブルカーの待ち時間に、少し調べてみると・・・
今回のハイキングコース「新滝道コース」は3.6kmあるとのこと!
あれ💦
ここで、案内版の写真をよく見て、衝撃が走ります。
字はつぶれていますが、おそらく「新滝道コース」とかかれており、さらに「約3.6km」の文字も読み取れます!
まさか・・・
1.8kmは直線距離なのでしょうか?
もしハイキングなどお考えの方がいたら、お気をつけください!
妙見の森ケーブル
いろいろあって、体も心もくたくたですが、ここからの登りは基本的に楽な手段です。
まずは「妙見の森ケーブル」に乗って「ふれあい広場」に向かいます。
季節にかかわらず20分に1本の運行ですが、注意すべき点は「水・木曜日に運休」という点です。
なお、ケーブル黒川駅へは以下の手段となります。
・能勢電鉄妙見口駅から歩く
・駅前駐車場(1000円?)まで車で行く
・各ハイキングコースをたどる
ということで乗車します。
黒川駅~山上駅
古いというか、風情のあるケーブルカーです。
片道切符には、穴があけられます。→謎
ケーブルカーに乗り込みます。
いい気候ですが、平日ということでガラガラです。
一番前の特等席をゲットできました!
もちろん、お子さま連れの方がきたら譲ろうと思ってました。
でも、結局誰も乗ってきませんでしたので、ケーブルカー独占です。
そして出発します。
出発してすぐの線路の両脇は桜の木が植えられていますが、さすがに今の季節は枯れ木ですね。
桜満開の時はこんな感じになるようです。
とてもきれいですね!
そして上からやってくるケーブルカーとの交差ポイントです。
ということで「ケーブルカー山上駅」に到着です。
足湯
山上駅では、足湯を楽しむことができます。(100円)
今回は時間が無くて足湯には入りませんでしたが、とても景色がきれいなようです。
少し遠いところからですが、紅葉見ごろにはいい景色を見ながらの足湯を楽しめそうですね。
ふれあい広場
山上駅から「いろは坂」という直線の坂道を登っていきます。
この坂道も上をみるともみじがたくさんなので、紅葉見ごろはとてもきれいだと思います!
100mほどの「いろは道」を登ると「ふれあい広場」に到着します
ふれあい広場にはいくつかの遊具があります。
「かわら投げ」ができるスポットもありました。
的も用意されていて、投げがいがあります!
投げてみましたが、、、的にあたる気配もなく・・・
かなり難しいです。
バーベキューテラス
ふれあい広場から少し坂道を下ると「バーベキューテラス」があります。
途中には「山上ブランコ」という建造物がありました。
こんなブランコに乗って見える景色はかなりきれいだと思いますが、そんな余裕があるかどうか・・・
ちなみにこのブランコは当然立入禁止です。
ブランコというよりは、オブジェですね。
「バーベキューテラス」に到着です。
入場料を払えば、持ち込みバーベキューもできますが、この場所まで車で来ることはできないので、飲み物を含めて持ち込むのはかなり厳しいと思います。
「食材セットメニュー」もあるので手ぶらでバーベキューを楽しめます!
自然に囲まれたバーベキュー場です。
妙見の森リフト
ふれあい広場から「妙見の森リフト」を利用して山頂を目指します。
さっそくリフトに乗ります。
10分以上、乗ってましたがすれ違ったのは10人もいませんでした。
紅葉シーズンでも平日であれば空いているようです。
約10分後にリフト「妙見山駅」に到着です。
妙見山駅には展望台があります。
そこから駐車場方面に坂道を登ります。
ということで、下山のハイキングを始めた場所に戻ってきました。
妙見山 本殿
あらためて、、、山上駐車場から本殿に向かいます。
ここまでの数時間を考えるとちょっとした道のりです。
小さなお子様でもこの坂道は大丈夫だと思います!
登り道(なだらかな階段)の途中にはいくつか広場があります。
きれいな紅葉の景色も見ることができます。
途中に信徒会館という星形の建物が現れます。
入館はできますが、特に何も無いのでスルーです。
トイレも利用できますし、途中の休憩ポイントにもなります。
しかし、ここ数年入口の鍵がかかっていて入館できなくなっています。
この「信徒会館」付近からの景色が絶景です。
この日はおそらく見えませんでしたが、関西国際空港も見ることができるようです。
本殿
そして、本殿に到着です。
タイミングにもよりますが、御朱印をもらうこともできるようです。
タイミングが悪いのか、私はまだゲットできていません。
そのまま奥に進むと、風情を感じる道につながります。
この道をすすんで、「祈りの小径」から帰っていきたいと思います。
祈りの小径
今回進んだルートはこの矢印とは逆方向です。。。
この道は、登ってきた階段の道を戻るより緩やかな坂道になっていて進みやすいですし、神秘的な印象を受けます。
ところどころ紅葉を見ながら、駐車場に到着です。
さいごに
今回は、紅葉シーズン少し前の「妙見の森」「妙見山」を紹介しました。
紅葉・お花見シーズンだけではなく一年を通じて自然を感じて楽しむことができる場所なので、お出かけの参考になればと思います。
ありがとうございました!
【悲報】”妙見のもり”2023年12月で営業終了!
2023年10月追記
今回紹介した”妙見の森”ですが、なんと2023年12月3日で全面的に営業を終了することになりました。
営業終了は、ケーブルカーやリフトも含めてということで、とても残念なニュースです。
“妙見の森”営業終了の理由や歴史などにについて、こちらの記事で紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください!
2023年12月追記
ついに2023年12月3日をむかえ、妙見の森は事業終了となりました。
その後のケーブルカー駅の様子を見に行ってきたので興味のある方はご覧ください!
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