みなさん、こんにちは。北摂・豊中在住のHoPです。
北摂を中心とした関西エリアのお出かけ情報について発信しています。
千里ニュータウンに住んでいる方を中心に、長い間愛されてきた千里中央の北西部にある”オトカリテ”が2023年4月30日で閉館しました。
閉館前日の4月29日に”オトカリテ”へ行ってきたので、”オトカリテ”の歴史とあわせて閉館直前の様子を紹介したいと思います。
閉店のさみしい雰囲気は全くありませんでした!
“オトカリテ”について
もともと大丸ピーコックとして1970年オープンしました。
オープン時は千里中央の東側に”阪急百貨店”があり、反対の西側に”大丸ピーコック”がありました。
時代の流れによって、百貨店としての位置づけも変化し、大丸ピーコックは”オトカリテ”というファッションモールに変化しました。
いわゆる”デパ地下”の位置づけだった地下一階は、
オトカリテ閉店まで「ピーコックストア」として営業していました。
オープン時から大丸系列で運営していましたが、“オトカリテ”改装後しばらくするとイオングループの運営となり閉館に至っています。
閉館の理由・歴史と”今後”
“オトカリテ”の閉館については、主な理由が「建物の老朽化」とのこと。
今でも人気のある店舗がたくさんあったのに閉館になるのは、このような理由があったようです。
オイルショックのきっかけ
今回、色々調べて知ったのですが、1973年のいわゆる「オイルショック」は、この建物(当時は「千里大丸ストア」)で始まったとのこと。
トイレットペーパーを求める列がこのお店でできて、その騒動が全国で広がったそうです。
当時は千里ニュータウンができたころで、周辺には若い方が多く住んでいたことと、今と違ってインターネットなどの情報が得られなかったことが大きな要因のようです。
でも、最近も同じような騒動が発生しましたね・・・
“オトカリテ”の今後
千里中央については、千里セルシーを含めて大規模なリニューアルが計画されています。
長い歴史のある千里セルシーや阪急百貨店・オトカリテなどがどのようにリニューアルされるか、とても楽しみですね。
北大阪急行が千里中央からさらに北に延伸されるので、
この点でも更に活性化することが期待できますね。
以前は大丸ピーコックとして人気のお店でしたが、2013年に「オトカリテ」と名前を変えて、イオングループに移管されました。
現在、千里中央では、
・千里セルシーが2019年5月に完全閉館
・千里阪急ホテルが2025年末に閉館
・千里阪急百貨店が閉館(時期未定)
と再開発の動きが活発になっています。
どのようにリニューアルされるか、については豊中市からのリリースはありますが、まだどうなるかははっきりとされていません。
今後の検討の動向についても、しっかり見守っていきたいと思います!
閉店直前”オトカリテ”の様子
オトカリテのメインエントランスとなる2Fから入っていきます。
閉館ということで建物全体に特別な装飾があるわけではないですが、“ファイナルパーティ”というポスターが目立っています。
お店の中にもいたるところに、“ファイナルパーティ”についてのポスターが掲示されています。
当然ですが、いたるところで閉店セールが行われていて「閉館するんだ・・・」という雰囲気を感じられました。
中にはすでに、商品棚がガラガラのお店もあります。
そんな中、ユニクロはふつうに営業をしていました。
これで、(おそらく)いったん千里中央からはユニクロがなくなります。。。
千里ニュータウンの歴史
私が、“オトカリテ”閉館前に来ておきたかったのは、1F北側にあるこの場所です。
入口はウォールアートで飾られています。
その奥に、千里ニュータウンの歴史がたくさん紹介されているコーナーがあります。
千里ニュータウンの歩き方
海外旅行で有名な「〇〇の歩き方」を、間違いなく意識したであろう「千里ニュータウンの歩き方」です。
千里ニュータウンの開発の歴史はもちろん、現在の千里周辺のおすすめ散策ルートなど盛りだくさんの情報が掲載されていました。
情報量がとても多く、すべて読み切れません。。
過去の新聞記事など
千里中央が新聞で紹介された記事や、当時の様子を描いたマンガなども展示されています。
写真中心の記事を見ると、とても歴史を感じることができますね。
時系列の歴史
千里中央の細かい歴史・歩みについても掲示されています。
現在の千里中央周辺のスポットについても紹介されていました。
知らない場所もたくさんあったので、調べていきたいと思います!
さいごに
2023年4月30日に閉館した千里中央の”オトカリテ”について、その歴史と閉館直前の様子を紹介させていただきました。
千里中央は、この“オトカリテ”だけではなく旧千里セルシーや阪急百貨店なども含めた全体の再開発が進められています。
その再開発がどのように実現していくのか、期待とともに見守っていきたいと思います。
ありがとうございました!
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